Shopifyでは、Shopifyペイメントや後払い決済サービスなどさまざまな決済方法が用意されており、自社の予算や顧客層などに合わせて選択可能です。Shopifyの決済方法は、管理画面で簡単に設定できます。
この記事では、Shopifyの決済方法とそれぞれの手数料、決済方法の選び方、おすすめの決済方法などを紹介します。Shopifyの決済方法を検討中の方は、ぜひご覧ください。
Shopifyで使える決済方法と決済手数料一覧
Shopifyは決済方法により、使えるクレジットカードのブランドや決済手数料が異なります。決済手数料は、ユーザーがクレジットカードや決済サービスを使って代金を支払ったときに発生する手数料です。Shopifyで使える決済方法と決済手数料の一覧は、以下のとおりです。
決済方法 | 対応ブランド | 決済手数料 |
---|---|---|
Shopifyペイメント | クレジットカードApple PayGoogle Pay | 3.25~4.15% |
Apple Pay | クレジットカード | 3.25~4.15% |
Google Pay | クレジットカード | 3.25~3.9% |
Shop Pay | クレジットカード | 3.25~4.15% |
PayPal | クレジットカード | 3.6%+40円(国内の標準レート:月額取引量で変動) |
Amazon Pay | クレジットカード | 3.9~4.5% |
KOMOJU | クレジットカードPayPayLINE Payメルペイau PAY楽天ペイコンビニ決済キャリア決済Alipay など | クレジットカード:3.6~3.85%PayPay:3.5%~LINE Pay:3.5%~メルペイ:3.5%~au PAY:3.5%~楽天ペイ:4.4%~コンビニ決済:2.75%キャリア決済:6.6%~Alipay:2.90%+10円 |
携帯キャリア決済 | NTT DOCOMOauSoftbank | 6.4~15% |
Paidy | コンビニ決済銀行振込口座振替 | 要問合せ |
SBペイメントサービス | クレジットカードWebコンビニ決済PayPayLINEPay楽天ペイキャリア決済 | クレジットカード:3.1~3.4%Webコンビニ決済:1.8%PayPay:3.45%LINE Pay:3.5%楽天ペイ:4.0%キャリア決済:5.5~6.3% |
NP後払い | コンビニ銀行郵便局LINEPayなど | 設定プランにより変動(2.9〜5.0%+月額固定費、請求書発行料金等) |
atone | コンビニ払い銀行ATM口座振替 | 2.5%~ |
NP掛け払い | コンビニ払い銀行振込口座振替 | 〜3.6%(取り扱う商品などにより変動)+月額固定費、請求書発行料金等 |
GMOペイメントゲートウェイ | クレジットカードコンビニ決済 | 3.15%~(応相談) |
Smartpay | クレジットカードApple PayGoogle PaySmartpay Bank Direct | 要問合せ |
後払い.com | コンビニ払い銀行振込郵便振替クレジットカード決済スマホ決済キャリア決済 | 2.8~4.8%(契約プランによる) |
各決済方法を具体的に見ていきましょう。
Shopifyペイメント
Shopifyペイメントは、Shopify公式の決済サービスです。利用時の審査が不要なため、Shopifyの導入直後でも利用できます。外部の決済サービスを使わずに利用できるため、外部サービス取引手数料が無料で、決済手数料も3.25~4.15%と割安です。
対応ブランド | クレジットカード (Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover) Apple Pay Google Pay Shop Pay |
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決済手数料 | 国内発行のカード:3.25〜3.4% 海外発行のカード・American Express:3.8〜3.9% JCB・Diners Club・Discover:4.05%〜4.15% |
振込手数料 | 0% |
初期費用 | 0円 |
Apple Pay
Apple Payは、Shopifyペイメントを有効にし、Shopifyペイメントの決済画面でApple Payにチェックを入れると利用できます。外部サービス取引手数料は無料で、決済手数料も3.25〜4.15%と割安です。Apple Payのユーザーであれば、クレジットカードや配送先を手動で入力する手間を省けます。
対応ブランド | クレジットカード(Mastercard、American Express、JCB) |
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決済手数料 | 国内発行のカード:3.25%〜3.4% 海外発行のカード・American Express:3.8%〜3.9% JCB:4.05%〜4.15% |
振込手数料 | 0% |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
初期費用 | 0円 |
Google Pay
Google Payは、Shopifyペイメントを有効にし、Shopifyペイメントの決済画面でGoogle Payにチェックを入れると利用できます。外部サービス取引手数料は無料で、決済手数料も3.25~4.15%と割安です。Googleのユーザーであれば、クレジットカードや配送先が自動で入力されるため、購入時の手間を省けます。
対応ブランド | クレジットカード (Visa、Mastercard、American Express) |
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決済手数料 | 国内発行のカード:3.25%〜3.4% 海外発行のカード・American Express:3.8%〜3.9% JCB・Diners Club・Discover:4.05%〜4.15% |
振込手数料 | 0% |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
初期費用 | 0円 |
Shop Pay
Shop Payも、Shopifyペイメントを有効にし、Shopifyペイメントの決済画面でShop Payにチェックを入れると利用できます。外部サービス取引手数料は無料で、決済手数料は3.25~4.15%と割安です。
Shop Payのユーザーが一度購入すると、クレジットカード情報と住所が保存されるため、Shop Payを利用できるECサイトならストアを横断して利用できます。
対応ブランド | クレジットカード (Visa、Mastercard、American Express、JCB) |
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決済手数料 | 国内発行のカード:3.25%〜3.4% 海外発行のカード・American Express:3.8%〜3.9% JCB:4.05%〜4.15% |
振込手数料 | 0% |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
初期費用 | 0円 |
PayPal
PayPalは、Shopifyストアを開設するとデフォルトで利用できます。初回の売上発生後にPayPalアカウントの設定が必要です。22種類の通貨に対応しており、海外で浸透している決済サービスのため、ターゲット層が海外の顧客の場合には導入しておくと良いでしょう。
対応ブランド | クレジットカード (Visa、MasterCard、American Express、JCB、銀聯など) |
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対応通貨 | 22通貨 |
決済手数料 | 3.6%+40円 (国内の標準レート:月額取引量で変動) |
振込手数料 | 0円 (出金額5万円未満は250円/件) |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
初期費用 | 0円 |
Amazon Pay
Amazon Payは、Amazonアカウントにログインするだけで住所や決済情報が入力されるため、Amazonユーザーは購入までのハードルを低く抑えられます。多くのAmazonユーザーは、すでにクレジットカードを登録しているため、外出先での買い物にも便利です。
対応ブランド | クレジットカード (Visa、MasterCard、American Express、JCB) |
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決済手数料 | デジタルコンテンツ以外:3.9% デジタルコンテンツ:4.5% |
振込手数料 | 0% |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
初期費用 | 0円 |
KOMOJU
KOMOJUは、コンビニ決済やスマホ決済などの複数の決済サービスを一括で導入できるのが特徴です。日本以外に、韓国や中国、東南アジア、ヨーロッパなどで利用されているため、海外向けの販売を考えている場合は検討すると良いでしょう。
対応ブランド | クレジットカード (Visa、MasterCard、JCB、Diners、American Express) PayPay LINE Pay メルペイ au PAY 楽天ペイ コンビニ決済 キャリア決済 Alipay など |
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決済手数料 | クレジットカード:3.6~3.85% PayPay・LINE Pay・メルペイ・au PAY:3.5%~ 楽天ペイ:4.4%~ コンビニ決済:2.75% キャリア決済:6.6%~ Alipay:2.90%+10円 |
振込手数料 | 入金金額が3万円未満かつ日本国内:216円 海外送金:2,500円 |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0% ※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | 0円 |
携帯キャリア決済
携帯キャリア決済は、商品の購入代金を携帯電話料金とまとめて後払いできる決済方法です。購入時にクレジットカード情報を入力する必要がないため、簡単・スピーディーに購入できます。代金は携帯電話料金とあわせて請求されるため、代金が未回収となるリスクもありません。
対応ブランド | NTT DOCOMOauSoftbank |
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決済手数料 | デジタルコンテンツ以外:6.4%デジタルコンテンツ:15% |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0%※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | 0円 |
Paidy
Paidyは、銀行振込・口座振替で「3・6・12回あと払い」が利用でき、分割手数料は無料です。高額商品の購入ハードルが低くなるため、売上げアップが見込めます。また、ユーザーからの入金が遅れた場合でも、Paidyが入金を保証してくれるため、未払い金が発生するリスクがありません。
対応ブランド | コンビニ決済 銀行振込 口座振替 |
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決済手数料 | 要問合せ |
外部サービス取引手数料 | 要問合せ |
初期費用 | 0円 |
SBペイメントサービス
SBペイメントサービスは、さまざまな決済サービスをまとめて導入できます。具体的にはPayPayやLINE Pay、楽天ペイ、キャリア決済、クレジットカードなどです。クレジットカード分割払いやAI不正検知、集客支援などのオプションサービスを固定費無料で利用できます。
対応ブランド | クレジットカード(Visa、MasterCard、American Express、JCB、Diners)Webコンビニ決済PayPayLINEPayキャリア決済楽天ペイ |
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決済手数料 | クレジットカード:3.1~3.4%Webコンビニ決済:1.8%PayPay:3.45%LINE Pay:3.5%キャリア決済:5.5~6.3%楽天ペイ:4.0% |
振込手数料 | 無料 |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0%※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | クレジットカード:3,000円 Webコンビニ決済:3,000円 PayPay:1,000円 LINE Pay:500円 キャリア決済:1,000円 楽天ペイ:1,000円 |
NP後払い
NP後払いは、商品を受け取った後に支払う決済方法で、国内で最も利用されている後払いサービスです。多様な支払方法から選ぶことができ、クレジットカード情報の入力が不要なため、ユーザーが初めて利用するECサイトでも安心して購入できます。
対応ブランド | コンビニ決済 銀行 郵便局 LINEPay など |
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決済手数料 | 2.9〜5.0%+月額固定費・請求書発行料金など ※設定プランにより変動 |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0%※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | 0円 |
atone
atoneも後払いの決済サービスです。決済手数料は1.9%からで、後払いサービスでは低水準となっています。
後払いは代金の未回収リスクが高いものの、代金はサービスの提供元が保証してくれる点は安心です。atoneで決済すると0.5%のポイント還元があり、顧客のリピート化にもつながります。
対応ブランド | コンビニ決済 銀行ATM (Pay-easy) 口座振替 |
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決済手数料 | 1.9%~ |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0% ※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | 0円 |
NP掛け払い
NP掛け払いは掛け売りに必要な与信、請求書発行、代金回収、入金管理、督促をまるごと請け負うサービスです。未回収の代金が発生した場合でも、NP掛け払いが立て替えて支払うため安心です。2021年度のデータでは、個人事業主や大企業など国内企業の8社に1社が利用しています。
対応ブランド | コンビニ払い 銀行振込 口座振替 |
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決済手数料 | 〜3.6%(取り扱う商品などにより変動) +月額固定費、請求書発行料金等 |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0% ※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | 0円 |
GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイは、2022年からShopifyに新規参入した決済方法です。サポート体制が手厚く、導入から運用までワンストップでの支援を受けられるため、決済サービスを初めて導入する場合でも安心です。不正利用の防止などのセキュリティ対策も充実しています。
対応ブランド | クレジットカード (Visa、MasterCard、American Express、JCB) コンビニ決済 |
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決済手数料 | 3.15%~(応相談) |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0% ※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | 0円 |
Smartpay
Smartpayは、無料で3回払いができる後払いサービスです。口座残高に余裕があるときに残高を全額支払ったり、分割2回目・3回目の振替口座を変更したりして、ユーザーの都合に合わせた柔軟に支払えます。初回に登録した情報が保存されるため、次回の支払いは情報の入力なくワンクリックで購入可能です。
対応ブランド | クレジットカード (Visa、MasterCard、American Express、JCB) Apple Pay Google Pay Smartpay Bank Direct |
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決済手数料 | 要問合せ |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0% ※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | 要問合せ |
後払い.com
後払い.comは、商品を確認後に払込票で支払う後払いサービスで、払込票の発行から代金回収業務、問い合わせ対応まで代行してくれます。商品代金は後払い.comで立て替えるため、未払いリスクがありません。
また、払込票を発行後に注文がキャンセルされた場合は、払込票の発行や郵送に要した費用は請求されず、キャンセルによる追加費用の発生を抑えられます。
対応ブランド | コンビニ払い 銀行振込 郵便振替 クレジットカード決済 スマホ決済 キャリア決済 |
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決済手数料 | 事業者により異なる |
外部サービス取引手数料 | 0.5〜2.0% ※Shopifyのプランにより異なる |
初期費用 | 0円 |
Shopifyの決済方法を選ぶときのポイント
Shopifyの決済方法を選ぶときのポイントは、以下の3つです。
- それぞれの決済方法の特徴を押さえる
- 決済方法によって異なる手数料を確認する
- 顧客層に合った決済方法を選ぶ
決済方法の特徴や手数料、顧客層などに応じて決済方法を選ぶと良いでしょう。
それぞれの決済方法の特徴を押さえる
Shopifyの決済方法を選ぶときは、それぞれの決済方法の手数料やサポート体制、保証などの特徴を比較して決めることが大切です。例えば実店舗ならその場で決済まで済ませられますが、ECサイトで後払いを選択すると商品を発送したにも関わらず、未払いになるリスクがあります。
万が一のケースを考えると請求を代行してくれたり、サポート体制が整っていたりする決済会社の方が安心です。
決済方法によって異なる手数料を確認する
決済方法によって手数料が異なり、結果としてECサイトの運用コストにも影響します。振込手数料や外部サービス取引手数料の金額によって、商品が売れたときの利益も異なるため、自社の売上やShopifyのプランなども考慮して、損しない決済方法を選びましょう。
顧客層に合った決済方法を選ぶ
顧客のニーズに合わせた決済方法を選ぶことも、重要です。例えば個人をターゲットに商品を販売する場合は、クレジットカード決済やスマホ決済がおすすめです。一方で、法人の顧客をターゲットにしたECサイトでは、大口注文の可能性も考慮してNP掛け払いなども導入すると、購入を後押ししやすいでしょう。
また、Shopifyは海外通貨に対応した決済サービスを選べるため、海外販売にも柔軟に対応できます。
おすすめの決済方法
Shopifyの決済方法のうち、特におすすめの決済方法を2つ紹介します。
Shopifyペイメント
Shopifyペイメントを利用するメリットは以下の2つです。
- 審査が不要で、手数料が安い
- 決済情報をリアルタイムで確認できる
ただし、Shopifyペイメントを利用できる国が限られている点には注意しましょう。
審査が不要で、手数料が安い
Shopifyペイメントは、決済サービスを利用するときに必要な審査がいらないため、管理画面で必要情報を入力するだけで利用を開始できます。Shopifyペイメントを利用すると、プランによってかかる0.5〜2.0%の取引手数料が無料です。取引ごとの注文手数料もかかりません。
決済情報をリアルタイムで確認できる
Shopifyペイメントにすると管理画面で決済情報をリアルタイムで確認できるため、売上金の目途が立ちやすく便利です。保留になっている支払額と支払われる時期をすぐに確認できます。
PayPal
PayPalをおすすめする理由は以下の2つです。
- デフォルトで利用できる
- 海外でスタンダードな決済方法として浸透している
2つの理由を詳しく見ていきましょう。
デフォルトで利用できる
PayPalは、Shopifyストア開設時にデフォルトで設定されているため、売上が発生する前の初期状態でも利用できます。そのため、ECサイトを運営し始めたばかりの方にもおすすめです。
海外でスタンダードな決済方法として浸透している
PayPalは海外の顧客の使用率が高いため、越境ECを運営する際は必須です。日本のPayPalアカウントで受け取れる通貨は、22種類もあります。
Shopifyの決済方法の設定
次は、Shopifyの決済方法の設定について解説します。Shopifyの決済方法は、管理画面で設定可能です。
Shopifyペイメント
Shopifyペイメントを有効化する前に、ストア通貨を確認しましょう。
売上が発生した後にストア通貨を変更する場合は、Shopify サポートに連絡する必要があります。
Shopifyペイメントは、以下の手順で設定できます。
- 管理画面の「設定」→「決済」を選択する
- 「Shopifyペイメントを有効にする」をクリックする
- ECサイトと銀行に関する情報を入力し、「保存」 をクリックする
別のクレジットカード決済サービスを利用している場合は、Shopifyペイメントを有効化すると、利用していた別の決済サービスがアカウントから削除されます。
PayPal
PayPalを利用するには、まずPayPalのビジネスアカウントを開設しなければいけません。
Shopifyで最初の売上げが発生した後に、メールでアカウント開設の案内が届きます。
アカウントを開設したら、Shopifyの管理画面から以下の手順で設定しましょう。
1.管理画面の「設定」→「決済」を選択する
2.「追加の決済方法」→「PayPal」→「管理する」を選択する
3.「PayPalエクスプレスチェックアウトを有効にする」をクリックする
4.PayPalアカウントのメールアドレスを入力して「次へ」をクリックする
5.PayPalアカウントのパスワードを入力して「ログイン」 をクリックする
6.PayPalの権限ページで「権限を付与する」をクリックする
PayPalアカウントを開設する必要があるものの、設定方法は簡単です。
追加の決済方法
Shopifyで他の決済方法を追加する場合も、Shopifyの管理画面から設定できます。
- 管理画面の「設定」→「決済」を選択する
- 「決済方法を追加」を選択する
- 追加したい決済方法を見つけたら「有効にする」を選択する
PayPalなど、事前にアカウントの作成が必要な決済サービスの場合、有効化の際に決済サービスの画面に遷移します。そこで必要情報を入力しましょう。
手動決済
一般的な手動の決済方法には、代金引換、郵便為替、銀行振込があります。
手動の決済方法を追加する場合は、以下の手順で設定しましょう。
1.管理画面の「設定」→「決済」を選択する
2.決済サービスセクションで利用可能な決済方法を選択する
3.「追加の詳細」でチェックアウトの決済方法の横に表示される情報を入力する
4.「支払いの手順」にユーザーが支払うときの手順を入力する
5.「決済方法を有効にする」をクリックする
振込先がわからなくて支払えなかったり、問合せが必要になったりすることがないように、必要情報は漏れなく入力しましょう。
Shopify導入企業とそれぞれの決済方法の活用事例
次は、フルバランスがShopifyでECサイトを構築した企業やそれぞれの決済方法を紹介します。
モデラート株式会社
引用:SOÉJU
モデラート株式会社は、女性向けのパーソナルスタイリングサービスからファッションブランド、さらにビューティーブランドへと展開を続けている企業です。オリジナルブランドのSOÉJUのECサイトをShopifyで構築しました。
利用している決済方法は、以下のとおりです。
- Shop Pay
- Amazon Pay
- クレジットカード決済
- 後払い
以前はユーザーの離脱につながりやすい点が課題でしたが、決済ページをカスタマイズし、離脱を防ぐサイト設計を実現しました。
サントリーホールディングス株式会社
引用:RR COFFEE
サントリーホールディングス株式会社は、オンラインとオフラインの良さを融合した新しいビジネスモデルの確立に力を入れています。RR COFFEE事業は、特殊な焙煎方法「うなぎロースト」で焙煎した珈琲豆を、焙煎機を載せたキッチンカーとオンラインで販売するEC事業です。
利用している決済方法は、以下のとおりです。
- Amazon Pay
- Google Pay
- Apple Pay
- Shop Pay
- クレジットカード決済
グローバル展開を視野に入れていたため、ShopifyでECサイトを構築しました。
日本工芸株式会社
引用:日本工芸堂
日本工芸株式会社は、日本国内にて手工業で作られた正規工芸品を中心に販売しています。開発会社に任せきりにするのではなく、自分たちで運用できるECサイトにしたいと考え、ShopifyでECサイトを構築しました。
利用している決済方法は以下のとおりです。
- Shop Pay
- Google Pay
- Amazon Pay
- Pay Pay
- PayPal
- クレジットカード決済
- d払い
Shopifyはサーバー管理が不要な点、追加機能を開発せずにアプリで拡張できる点、費用面、越境EC対応など、すべてが魅力的だったといいます。
よくある質問
Shopifyの決済方法について、よくある質問についてまとめました。
Shopifyの決済方法の入金サイクルはどれくらい?
Shopifyの入金サイクルは、決済方法によって異なります。例えば、Shopifyペイメントの場合は、翌週の金曜日に登録されている口座に振り込まれます。最短で5日間(日曜日に決済したケース)、最長で11日間(月曜日に決済したケース)を見込んでおくと良いでしょう。
一方でPayPalは、申請後最短3日間で入金されます。ユーザーが銀行振込で決済を行った場合は、即日中にPayPalアカウントに入金されます。
決済方法を試すことはできる?
Shopifyでは、テスト決済を行えます。テスト決済の方法は以下の2通りです。
- ShopifyのBogusゲートウェイで取引のシミュレーションをする
- Shopifyペイメントのテストモードを使用する
Bogusゲートウェイは、どのストアでもテスト注文を使用できる決済サービスです。Bogusゲートウェイを設定している間は、作成するすべての注文がテスト注文になります。
Shopifyペイメントのテストモードを使用する場合は、テストモードを有効にし、テスト用のクレジットカードを使用して決済のシミュレーションを行います。
決済方法の追加や変更はできる?
Shopifyの決済方法は追加・変更が可能です。管理画面の「設定」から「決済」を選択し、決済方法の追加・変更を行います。
まとめ
Shopifyの決済方法は、ユーザーが商品をスムーズに購入できるかを左右し、売上げに直結するため、自社のECサイトに合った決済方法を選ぶことが非常に重要です。決済方法によって、利用できるサービスや特徴、手数料などが異なります。それぞれの決済方法の特徴を理解し、ターゲットとする顧客層が利用しやすい方法を選びましょう。
「決済方法に迷う」「顧客を離脱させない決済画面にカスタマイズしたい」などあれば、必要に応じて専門業者へ依頼し、理想のECサイトを作りましょう。
Shopify導入をご検討中の方はフルバランスにご相談ください
フルバランスは、日本参入初期から公式認定パートナーとして、ShopifyによるECサイト運営のサポートを行っています。ECサイトの構築だけでなく、事業計画から運用までワンストップで対応可能です。
Shopifyには決済方法の選択肢が多く、その特徴もさまざまであるため、どの決済方法を選べばよいかの判断が難しい場合もあるでしょう。お客様の事業に最適な決済方法のご提案なども行っております。新たにShopifyでECサイトを運営したい方や、他のカートからShopifyへの移行を検討している方は、お気軽にご相談ください。