フルバランスの出村です。私はデザイナーを自称していますが、Illustratorなどのツールの使い方からバナーの構成の仕方などまだまだわからないことの方が多く、勉強の日々です。
そんな私が先日「ノンデザイナーズ・デザインブック」を読んでみたのでまとめます。
ノンデザイナーズ・デザインブックとは?
この本はデザイナーではない一般の人向けに書かれています。デザインの勉強をしたいと思い何かいい本はないかと探していると必ずと言っていいほど見かける有名な本です。
デザイナーじゃないのにデザイン本が必要になるの? と思う方もいるかもしれません。
広告を自分で作らなければいけない自営業者や店員、レポートをまとめることでいい点数を取ろうとする学生、スライドを作ってプレゼンテーションをする教授など、デザイナーでなくともデザインをする必要になる場があるのです。
この本はそういった方々に向けた本です。 内容が充実しており、デザインを専門とするデザイナーが読んでもためになる本です。
デザインがわからずに文字や画像を並べているだけの整然としていないレイアウトは見る人にとっては見辛く、見る気も失わせてしまいます。
この名刺は適当に要素を並べてしまっただけなのでなんだか見辛いですね。
伝えるにはデザインすることが必要です。
この本で紹介しているデザインの法則は4つです。
- 近接
- 整列
- 反復
- コントラスト
この4つを知る前と知った後ではデザインへの意識が大きく変わりました。
近接
近接の法則とは、関連する項目を近づけ、違う項目のものは離す法則のことです。
先ほどの名刺と比べて、情報が入ってきやすくなりました。
整列
整列の法則とは、要素を右揃え、中央揃え、左揃えなどに揃えて並べることです。
会社名と住所・電話番号・HPアドレスを左揃えにしました。距離は離れていてもまとまりのあるように見えます。
反復
反復の法則とは、特徴を繰り返して一貫性を生み出す法則のことです。
アイコンを用いて要素の特徴を繰り返しました。反復させることで要素を強調させることができます。
コントラスト
コントラストの法則とは、色やフォントの強弱をつけて人の目を惹きつけさせる法則です。
コントラストを生み出すには思い切りが必要です。中途半端な違いはコントラストではなく衝突させてしまいます。
まとめ
この本は図説や読者が考えるためのコーナーがたくさんあり、デザインの勉強をするのにはうってつけです。
読めば読むほどデザインのことがわかり、デザインで伝える力が身につくのでデザイナー初心者にもノンデザイナーにもおすすめの一冊です!